AWSの導入から運用までをトータルサポート【マネージドクラウド with AWS】
「クラウド」といえば、データや写真の保存、メールやオンライン会議など、プライベートでも仕事でも様々なシーンで利用している方が多いと思います。
私たちソニービズネットワークスでは法人向けに、AWSなどのパブリッククラウドサービスをはじめ、Microsoft 365などのグループウェア、Boxなどのストレージサービス等、様々なクラウドサービスを導入・運用・管理するためのサポートをしています。
今回は、ソニービズネットワークスが提供するクラウド関連のサービスから、AWSについて営業担当の分藤に話を聞きました。
クラウドサービスとは?AWSとは?
―― ソニービズネットワークスのサービスについて伺う前に、まず一般的な「クラウドサービス」について教えてください。
「クラウドサービス」は、AmazonやMicrosoft、Googleなどのサービスプロバイダーが提供している、インターネットを通じて利用できる様々なサービスのことです。インターネットに接続した先のサービスは、3種類に分けられます。
多くの方にとって一番身近なのはSaaSで、例えばOutlookやGmailなどのメールサービス、Zoomなどのオンライン会議ツールがあります。
ちなみに「クラウド」なので、システムやデータが仮想的に雲の上にあるように思えますが、実際はサービスプロバイダーが用意しているデータセンターのサーバー内に存在しています。
―― 多くの人が「クラウドサービス」を利用しているので、データセンターはとても大きそうですね。
とても大きいですし、それが世界各地にあります。ちなみに、セキュリティの観点からデータセンターの詳細な場所は公表されていないんですよ。
――そうなんですね。では改めて、ソニービズネットワークスが提供しているクラウド関連のサービスを教えてください。
お客様の課題解決につながるように幅広くサービスを取り揃えていますが、主軸は「マネージドクラウド with AWS」です。
AWSとは、Amazon Web Servicesが提供している、世界トップシェアのクラウドコンピューティングサービスのこと。このAWSを、ソニービズネットワークスが独自開発した「クラウドポータル」を通じて運用・管理することができ、お客様のAWS活用をトータルサポートするサービスが「マネージドクラウド with AWS」です。
―― AWSでは何ができるんですか?
一言でいうと、「なんでもできる」んです(笑)。
AWSには、300以上(2024年6月時点)のサービスが用意されていて、システム運用やアプリ開発などに必要な機能を揃えることができます。
―― お客様はAWSのどんなサービスを利用していますか?
多くのお客様は、クラウドサーバーを利用しています。
元々は会社の事務所にサーバーを設置(オンプレミス)して運用していたお客様が、サーバーをクラウドに移行するためにAWSを利用されることが多いです。
―― なぜお客様はサーバーをクラウドに移行したいんですか?
一番はBCP対策です。
BCP対策とは、企業が自然災害などの緊急事態に遭ったとき、損害を最小限にとどめつつ、中核の事業を継続、または早期復旧できるように講じる策のこと。
例えば、台風・地震などの災害が発生した際に、オンプレミスだと事務所内のサーバーが倒れたり水没したりして壊れてしまい、大切なデータが戻らない可能性があります。一方、クラウドの場合、サービスプロバイダーが提供するデータセンター内のサーバーを使用します。データセンターは災害に強い場所に建設されているうえ、複数箇所でバックアップを取っているので、データがなくなる可能性はオンプレミスより低くなります。
―― 有事のときも安心ですね。その他に、お客様はどんなサービスを利用していますか?
最近は、AIを活用したデータ分析が多いです。
ある製造業の会社では、製造ラインの機械の予知保全にAIを活用しているそうです。機械の回転数や部品交換履歴などのデータをAWSのストレージに蓄積し、故障しそうな時期をAIが予測。故障する前にメンテナンスの予定を立てて実施することで、突然の設備トラブルを回避することができます。
―― AI活用もできるんですね。分藤さんが考えるAWSのメリットって何ですか?
私が思うメリットは主に①運用負荷の軽減、②柔軟性・俊敏性、③費用の最適化です。
オンプレミスでサーバーを立ち上げるには、お客様自身で機器を選定・購入・設置し、運用開始後もトラブルが発生したら対応しなければなりません。
AWSのクラウドサーバーであれば極端な話、数分で運用を始めることが可能です。サーバー本体はAWSが管理しているので、運用中の障害対応も不要となり、お客様の運用負荷の軽減につながります。
また、サーバースペックも柔軟に変更が可能なんです。
教育関連のお客様の事例では、オンプレミスでサーバー運用していた際、学生の履修登録の時期にWebサイトへのアクセスが集中し、ログインしにくくなることが問題となっていました。サーバーのスペックを高くすれば問題は回避できますが、履修登録時期以外はスペックを持て余すため、費用的に最適とは言えません。そこでAWSのクラウドサーバーに移行。サーバースペックを履修登録時期だけ柔軟に拡張させることでトラブルを回避できたうえに、費用も最適化することができました。
ソニービズネットワークスが、AWSの導入から運用までをトータルサポート
―― メリットが多いAWSですが、サービスが多くて使いこなすのが難しそうですね。
そうですね。なので、ソニービズネットワークスでは、AWSをより簡単に活用していただきたいという思いで、幅広いメニューを揃えた「マネージドクラウド with AWS」を提供しています。
「マネージドクラウド with AWS」では、ソニービズネットワークスが使いやすさを追求して独自開発したAWS運用管理ツール「クラウドポータル」を通して、運用管理でよくあるお悩みを解決します。
―― どういった悩みですか?
まず、「利用状況が把握しきれない」「構成図を更新するのが大変」といったお悩みです。
「クラウドポータル」では、運用管理に必要な構成情報や利用料金、稼働状況などを分かりやすく<見える化>しています。
―― その他にどういった悩みがありますか?
「システムを自動化させたいが、複雑なコードが書けない」というお悩みです。
これが、「クラウドポータル」ではコードを書かずに<自動化>できます。
例えば、サーバーの起動・停止の<自動化>で、業務が行われていない平日深夜の時間帯や土日祝はサーバーを自動停止するという細かいスケジュール設定が「クラウドポータル」ではできます。また、AWSは従量課金制なので、使わない分の費用削減にもつながります。
この<自動化>はお客様に一番喜んでいただいている機能です。
――初めてAWSを利用する方も、「クラウドポータル」を使えば運用管理しやすそうですね。
「マネージドクラウド with AWS」には「クラウドポータル」が標準提供されますが、お客様ご自身がAWSでシステムを構築し、運用管理ができることを目指して、初期設定から環境設定、移行、運用保守をサポートする豊富なオプションメニューをご用意しています。
例えば、<導入支援><運用支援><運用内製化支援>などがあり、実際にお客様からは「自分たちで構築・運用ができるようになった」との声もいただいています。
ソニービズネットワークスだからこそ提供できるAWSサービス
―― ソニービズネットワークスは、AWSからパートナー認定を受けていると聞きました。
そうなんです。2015年にAWSからパートナー認定をいただき、その後もAWSに関する技術的な専門知識とカスタマーサクセスを実証したパートナーに与えられる「セキュリティコンピテンシー」(国内3社目)と「デジタルワークプレイスコンピテンシー」(国内5社目)を取得しています。
また、AWSに精通したエンジニアを選出する「Japan AWS Ambassadors」、「2024 Japan AWS Top Engineers(Security)」、「2024 Japan AWS All Certifications Engineers」、「2024 Japan AWS Jr. Champions」に、社員3名が選出されています。
もちろん、エンジニアだけでなく営業メンバーもAWSの認定プログラム(資格)に挑戦し、お客様に最適なサービスをご提案できるように日々知識を蓄えています。
ちなみに、ソニービズネットワークスならではの特長として、エンジニアと営業の距離が近いことが挙げられます。
商談にはエンジニアが同席してお客様の課題をヒアリングし、営業メンバーと一緒に課題解決策を考え、ご提案を行っています。
―― エンジニアも並走してくれるのは心強いですね。その他に、ソニービズネットワークスならではの特長はありますか?
AWSの利用に欠かせないネットワーク環境も、ソニービズネットワークスでしたら一緒にご提供が可能です。お客様のご要望やAWSの利用状況に合わせて、セキュアで快適なネットワーク環境を実現します。
―― 分藤さんがお客様に接する際に、心掛けていることは何ですか?
お客様の目線に立って課題を考え、解決につながる最適なサービスや情報をご提供することです。
課題は顕在化されているものもあれば、潜在的なものもあります。お客様にヒアリングをしたり、ホームページに公開されている中期経営計画や事業計画を確認して、今後起こり得る課題について仮説を立てて、解決につながる当社サービスをご提案したり、お役に立ちそうな情報をご提供しています。
お客様の会社の成長をサポートしつつ、セキュリティ面で守る。
モノではなく、コトを売る=課題解決をサポートすることを心掛け、攻めと守りのご提案を行うようにしています。
―― 最後にメッセージをお願いします。
多くの企業がDXを推進していたり、AIの活用を始めていますが、「DX」「AI」と一口に言っても、何をどうすれば良いのか分からない方も多いと思います。
そんなときは、まずは私たちソニービズネットワークスにご相談ください。お客様がやりたいことや叶えたいことをしっかりとヒアリングして、メリットのあるご提案をいたします。
お客様の心の支えになれればと思っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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(この記事は2025年1月時点の内容です)